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公立か私立か?
大学やTAFEなどが公立(国立)で、そのほかが私立ですね。つまり、一部が公立で、ほとんどが私立というわけです。どちらがいいとか悪いとかはとくにありませんが、公立系の場合、スタンダードは高いですね。特定の分野でNO1といった学校は(とくに専門学校の場合)私立に多いのですが、全体の平均からいうと公立のほうが(あたりはずれがないという意味でも)スタンダードが高いように思います。
私立はレベルもさまざまです。超一流から、正直レベルの低いところまで分かれます。公立だと授業料は横並び(高い)が多いのですが、私立は値段も上と下では随分と差があります。公立系にしかないことは、教職員のストですね。公立の学校の行った場合(TAFEなどは)労組のストで授業がなくなった、なんて話もよくあります。
政府認定学校か否か?
要は学生ビザが取得できる学校かどうかということ。もし、その学校が学生ビザのおろせない英語学校であれば、学生はワーホリか観光ビザのみとなって、国籍構成に偏りが生じます(日本人と韓国人のみとか)。ここのCRICOSも参考。
大雑把ですが、大きく分けると以上のようになります。たった一人の先生だけで教えている人気のTOEIC学校もありますし、実際のカフェを使ったコーヒースクールなんてのもあります。これなんかは、私立の非政府認定校ですね。
コースは公立、私立、認定、非認定、全てあわせれば、100種類(およそ思いつく限りの職業数)以上あるかと思います。
そこから、予算、場所(シドニーにしかない、といったコースもあります)、期間、開始時期、学生ビザを取得するのかどうか(政府認定である必要があります)とかの条件でコースや学校を絞り込んでいきます。
英語学校はCityにほとんど。後はボンダイ、ノースシドニー、チャッツウッド、マンリーにあります。マンリーやボンダイは街中からは離れますが、美しいビーチがそばにあり、人気のエリアです。
専門学校もほとんどがCityにあり、あと、ロックデールやストラスフィールド、ボンダイ、ノースシドニーにあります。
大学も西シドニー大学を除けば、この園内にあります。TAFEは園内にもありますが、Cityから1時間以上離れたところにもキャンパスが点在します。TAFEではいろんなコースが受講できますが、少し特殊なコースを受講される場合はキャンパスが遠く離れる可能性が高いです。よく調べておきましょう。
英語学校では、一般英語に始まり、ケンブリッジやIELTSなどの資格取得、進学英語などが選べます。
専門学校や大学では、以下のようなコースが受講できます。
経理・経営・広告・農学・アート/デザイン・自動車・応用科学・建築・パイロット訓練・美容 ヘアデザイン・生物学・土木・ビジネス・育児学・コミュニケーション/メディア・地域サービス・コンピュータ・電気工学・ELICOS(英語コース)・環境科学・ファッション /デザイン・飲食サービス・ホテル/サービス業・映像/写真・医療工学・情報工学・図書学・マネージメント・マーケティング・音楽/パフォーマンス・物理学・PR・ラジオ/テレビ/映画・科学技術・秘書学・社会科学・旅行/観光学
このほかに、日本人になじみのあるところでは、児童英語(J-SHINE)やコーヒースクール(コーヒーの作り方を勉強する)やネイルアートなんかが現地で人気がありますね。
一般英語(ジェネラルイングリッシュ-General English)
必要英語力 (特になし ビギナーから上級まで)
一般英語、General Englishコースでは初心者から上級者まで幅広いクラス設定がされ(コース初日に試験があり、クラス分けがなされます)、
教科書だけでなく、新聞やテレビなども教材に使い、毎日の生活に必要な会話力や文法、リーディング、ライティングなどを学びます。
また、フルタイムコースでは午後からアクティビティ(課外活動)を取り入れたり、ビジネス英語やIELTS準備などそれぞれの興味に合わせた選択授業が展開されます。
進学英語(EAP English for Academic Purposes)
必要英語力 (中級以上から上級まで)
EAPとは、専門学校や大学進学を考えている方のためのコース。
専門学校や大学で地元の学生と同じクラスで学ぶためには授業についていけるだけのアカデミックな英語力が必要となります。
EAPでは、エッセイの書き方やリサーチ、プレゼンテーション、ディスカッションなど留学生の特に弱い箇所を重点的に学習。確実に英語力をアップさせます。
IELTS 準備コース
必要英語力 (中級以上から上級まで)
IELTS(アイエルツ)とはInternational English Language Testing Systemの略。オーストラリアやニュージーランド、イギリスで大学や専門学校への留学を希望する際に必要な英語資格です。入学には一定の定められたスコアを取らなければなりません。IELTS準備コースでは、IELTSテストで成功することを第一の目標とし、その傾向をふまえながら集中的に学びます。
ケンブリッジ検定 Cambridge
必要英語力 (中級以上から上級まで)
ヨーロッパを中心として広く世界に認知されている英語の資格、Cambridge(ケンブリッジ)検定。検定のレベルは5レベルに分けられ、Reading、Writing、Use of English、Listening、Speakingという5つのセクションの合計から合否判定が出されます。また、この検定を持っているとヨーロッパでの就職に有利ということもあり、クラスメイトのほとんどはヨーロピアン。General Englishとはまた違った雰囲気で真剣に英語を学びたい方にもお勧めのコースです。
DEEP
必要英語力 (中級以上から上級まで)
DEEPコースとは、Direct Entry English Programの略で、主に大学付属カレッジの1コースとして設けられています。このコースに入学し、一定以上の成績を収めるとIELTSスコア免除で提携大学のメインコースに直接入学が可能!短い期間で確実に英語力を伸ばし、大学入学を狙うならこのコースです。名前は違いますが、TAFEや専門学校にも同じようなコースがあります。
TOEIC
必要英語力 (特になし ビギナーから上級まで)
今や日本での就職活動に必要不可欠なTOEIC。帰国直前、英語力が落ちないうちにオーストラリアで受験したいという方が年々増加しています。英語学校に設けられているTOEICコースのほとんどは2週間のTOEIC集中対策講座と本番のテストがセットになっているもので、値段もお手ごろ。日本でのキャリアアップをはかるなら短期集中のこのコースがお勧めです。
英会話Conversation
必要英語力 (特になし ビギナーから中の上級まで)
「文法は得意、英文もたくさん知っている。だけど、いざ英語を話そうとすると緊張して言葉がでてこない」日本からきた方の多くはこのような悩みをお持ちではないでしょうか。Conversationコースでは、スピーキングとリスニングに重点をおき、実際の日常生活で起こり得る出来事(ショッピングや電話・仕事など)を題材として授業を進めます。「まずは英会話に慣れることから始める。」日本から来たばかりという方に人気です。
教師養成コース TESOL
必要英語力 (中級以上から上級まで)
TESOLとは"Teaching English to Speakers of Other Languages"の略で、英語を母国語としない人に英語を教えるための資格です。こちらのコースでは、文法知識の強化、教育理論、教育実習など英語教師になるために必要な知識を集中的に学びます。期間は9-10週間、IELTS5.5〜6.0以上の英語力が必要。
児童英語教師養成コース TECSOL
必要英語力 (中級程度から上級まで)
TECSOL(児童英語教師養成)コースとは、ターゲットを児童にしぼったスペシャルコース。子どもたちに英語を教えるためには、英語を教える技術だけではなく、ゲームや歌などを使った「楽しみながら英語を学ぶ」という技術を持っていなければなりません。このコースでは、発音矯正からゲームや歌を使った教授法を学び、幼稚園での実習などを通して実践力を養います。
学校によっては本コースにJ-SHINEコースが含まれて、卒業後にJ-Shineの資格も取得できるコースがあります。
ビジネス英語BUSINESS ENGLISH
必要英語力 (中級以上から上級まで)
General Englishをある程度習得し、日常生活に不自由しないところまで到達したなら、次に目指したいのは「英語を使って仕事をすること」ですね。
Business Englishコースでは、「仕事で使える英語を習得する」ことを第一の目的とし、ビジネスレター、Eメール、報告書の書き方やプレゼンテーションの方法、電話でのエチケット、ビジネスマナーなどを学びます。
また学校によっては、インターンシップ(職業体験)をパッケージとして組み込むことができますから、コースで学んだ知識をそのまま実践に生かすことが可能です。
ビジネス Business
ビジネスコースではビジネスに関わるコミュニケーションから会計、マーケティング、マネジメント、コンピュータ、国際貿易関係など幅広く学ぶことができます。また、授業の中にプレゼンテーションなども多く含まれ、日本人学生の割合が少ないことから、英語力を伸ばしたいという方には最適です。
コンピュータ Information Technology (IT.)
I.T.コースでは基本のOS、Word、Excelから始まり、Webデザインなどを学ぶMultimedia、ソフトを開発するSoftware Development、コンピュータ間のネットワークを構築するNetwork Engineeringなどを学びます。他コースに比べ、コンピュータを使っての授業がほとんどとなるため、英語は苦手だが何かスキルを身につけたい!という方にお勧めです。
トラベルコース Tourism
広大な面積を誇るオーストラリア。この国ではその自然の美しさから毎年多くの旅行者が訪れ、それに伴って旅行、観光学(Tourism)がとても発達しています。Tourismコースでは、世界地理、プランニング、チケッティング、コンピュータリザベーションなどを学びます。旅行が大好き!という方なら楽しみながら学ぶことのできるコースです。
会計 Accounting
Accountingとは会計学のこと。会計士という職業は将来性も高く、永住権をねらうことのできるコースのひとつと言われています。学ぶ内容としては会計、Tax(税金)に関することが主となりますが、AccountingはBusinessコースの一部ということもあり、Business Communicationやコンピュータに関しても学ぶことが可能です。世界中で需要の高い会計士という職業、英語でマスターできればどこの国でもこわいものなしです。
ホスピタリティ Hospitality
ホスピタリティとは「お客さまへのもてなし」。旅行業が発達しているオーストラリアではそれと同時にホテルやレストランでお客さまに対するサービスを学ぶHospitality学も発達しています。このコースでは、テーブルマナー、コーヒーやカクテルの作り方、レセプション、ルームアテンダント業務などを学び、コースの後半ではホテルやレストランでの実習が入ります。オーストラリアでお仕事体験をしたいならこちらのコースがお勧めです。
秘書コース Secretary
短期間で役に立つスキルを身につけたい方にお勧めなのがSecretary(秘書)コース。このコースはBusinessやAccountingの基礎、さらに受付事務やコンピュータ、速記など秘書に必要なスキルを加えたもので、各コースの重要な部分だけを効率よく学ぶことができます。3ヶ月のコースから用意されているので、帰国する前に何かスキルを身につけて帰りたいという方にぴったりです。
チャイルドケア Childcare
Childcareとはいわゆる児童保育学。こちらのコースでは、救急法や乳幼児の心理、ケアについて学びます。また、幼稚園やチャイルドケアセンターでの実習が組み込まれまれていますので、オーストラリアのチャイルドケアを実際に見て学ぶことができます。
専門学校も、大学やTAFEなどの上ランクから、半年5000ドル以上、半年2500ドル前後、半年2000ドル前後、に分かれます。
ご予算は?と訊ねると「相場は?」と言われますが、以上のようにランクによって相場が変わってくるのが現状です。
安い学校のなかにも、いわゆる掘り出し物的ないい学校がありますが、一般論・経験からいうと、「安い学校=それなりの理由がある」場合がほとんどです。すべてがそうではありませんが、これまで閉鎖された学校のほとんどがその直前にバーゲンのようにキャンペーンをやってました。とくに極端に安い場合は要注意です。
以下の場合はその限りではないと思います。
・例えば、ワーホリから学生に切り替えて、その後観光ビザに替える予定とかで、短期で格安の英語学校を探している場合。
・英語学校に行く前のウォーミングアップくらいの感覚で短期受講する場合(安い学校短期と、本格的に通う学校中長期を同時に申し込んでビザを取得することは可能)。
公立か私立か?
大学やTAFEなどが公立で、そのほかが私立ですね。公立の学校の行った場合(TAFEなどは)労組のストで授業がなくなった、なんて話もよくあります。
政府認定学校か否か?
要は学生ビザが取得できる学校かどうかということ。もし、その学校が学生ビザのおろせない英語学校であれば、学生はワーホリか観光ビザのみとなって、国籍構成に偏りが生じます(日本人と韓国人のみとか)。
大雑把ですが、大きく分けると以上のようになります。たった一人の先生だけで教えている人気のTOEIC学校もありますし、実際のカフェを使ったコーヒースクールなんてのもあります。これなんかは、私立の非政府認定校ですね。
学校の相場、のところで書きましたが、学校にはランクがあります。実際シドニーだと同じ政府認定校で週125ドルから週370ドルまでの差があります。この週125の学校と370ドルの学校が同じようなレベルのわけはありませんね。先生のお給料だって全然違いますからね。
ただ、高くて良い学校がキャンペーンなので安くなっているときがあります。これが、安くて(安くなっている)いい学校、だと思いますよ。
個人旅行の場合、どれくらい前から準備するかは、チケットの残席状況によりますね。上のツアーにも言えることですが、時期によって値段も変わりますし、出発日によって残席の状況も変わってきます。一般的には金曜日の夜出発くらいから高くなり、月曜日になると値段は下がってきます。かかる時間は上と同じく6週間〜2週間といったところ。直前でも可能。
ワーホリの場合、学校の申し込みを事前に済ませるかどうかで準備期間が変わってきます。一部の人気学校を除けば英語学校は直前の申し込みでも大丈夫です。ただし、学校選びのカウンセリングなども含めば準備期間はあるに越したことはありません。また、ワーホリの場合、1年間という長期の滞在になるので、歯の治療や仕事の引継ぎ、身辺整理などもいれると時間が必要ですね。かかる時間は1年前〜8週間といったところ。
留学の場合、これも長期滞在になりますから上記と同じく時間は必要です。また申し込む学校によって準備期間が変わります。大学の場合は最低でも1年前から。TAFEも1年近く前から。学校選びのカウンセリングなども含めば準備期間はあるに越したことはありません。専門学校になると半年くらいまえから。英語学校の場合一部の人気学校をはずせば3ヶ月前くらいからで十分です。いずれの場合もビザの申請などがあるので、直前に、というわけにはいきません。かかる時間は1年以上前〜12週間といったところ。
TAFEも公立なので手続きに時間がかかります。また、定員のこともあるので半年以上前から準備をしたほうがいいでしょう。
英語学校では、超人気の大学付属は余裕をもって準備したほうがいいです。特にシドニー大学付属の英語学校は随分先まで予約がうまっていて、場合によっては半年先まで満席なんてこともあります。
また、昨今の永住権学校ブームで料理コースは異常な人気ぶりです。学校によっては1年先まで満席の場合もあります。こういう特殊な学校も早めに動いたほうがいいですね。
TAFEや専門学校の場合、一定の英語力があれば基本的に入学は許可されます。IELTSだと5.5〜6の間です。アカデミックのみの学校とジェネラルでもOKのところに分かれます。また上と同じで、付属や提携先の語学学校を終了することで免除される場合もあります。アート系の学校の場合は英語以外に、ポトフォリオと呼ばれる、作品の提出が義務付けられるのですが、この出来によっては入学が許可されない場合もあります。
英語学校は一部のコース、一定の英語力がないとついていけない、ビジネス英語コース、進学英語、資格取得コースなどを除いて普通の一般英語コースの場合は特に入学の基準というのはありません。
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